2025年8月16(日)奇天烈上映会『マルセル 靴をはいた小さな貝』を見ようレポート
- 恵梨子 重松
- 8月26日
- 読了時間: 3分
先日は有田炎の博記念堂にて「奇天烈上映会『マルセル 靴をはいた小さな貝』を見よう」が開催されました。来年、炎の博記念堂で開館30周年を記念して開催される「奇天烈博覧会」。それに先駆けて、今年プレイベントとして「奇天烈倶楽部」と称した様々なイベントが開催され、その中のひとつとして、今回の映画上映会が行われました。

ひとてまシネマは、作品の選定に加え、僭越ながら当日の解説もやらせていただくということで、変な気合いと緊張でガチガチ気味だったのですが、炎の博記念堂のスタッフの皆様、奇天烈倶楽部関係者の皆様の和やかな雰囲気の中、とても楽しく参加させていただくことができました。

前説では有田工業高校生3年生の通称キテちゃん・レツちゃんが、作品についての質問をしてくださり、掛け合いの形で作品を紹介。若い人と話すだけでも楽しいのに、自分がお勧めする作品について質問してくれるなんてこんなに嬉しいことはなく、気合いと緊張はどこへやら、ただただ楽しくお話をさせてもらいました。上映後は炎の博記念堂の岩崎さんと対談形式での解説。昨年、炎の博記念堂では、マルセルのおばあちゃんコニーの声で出演しているイザベラ・ロッセリーニのお母さん、イングリット・バーグマン主演の『カサブランカ』を上映されていて…という映画数珠繋ぎについて、マルセルが抱える現代的な悩みのこと、本作を通してみる「奇天烈」の概念などなど、いろんなお話をさせていただきました。

奇天烈で、なおかつみんなで楽しめる作品を、ということでリクエストしていただいて選んだ『マルセル 靴をはいた小さな貝』。最初はビジュアルが奇天烈でかわいいから~くらいの軽い気持ちで選んだ作品でしたが、上映までの準備の中、何度も繰り返し見るうちに、だんだんそれ以外にもいろんな見方を発見し、上映会当日、お客様からの感想をお聞きしてまたさらに違った側面が見えてきて、ここまで1本の作品にじっくり向き合い、そしてそれをお客様と共有できて、準備段階を含め本番まで、とても幸せな時間でした。

映画が終わった後も、ロビーの喫茶スペースにはたくさんの輪ができていて、炎の博記念堂という場が軸となり、地域の皆さんが集まってそこからまた新たな文化が生まれていく様子を間近に見ることができて、刺激にもなりました。炎の博記念堂は、30年の積み重ねの重みと、新たな試みにチャレンジする軽やかさが共存する場所です。
その炎の博記念堂では、これからワクワク奇天烈なイベントがドンドン開催されますよ~!


詳しくはこちらから→https://kinendou.com/?cat=3
今年は奇天烈イヤーということで、盛り上げて行きましょう
初めてお会いする方、シエマの頃からのお客さま、いつもお世話になっている有田近隣の方など、皆さんとお会いしてお話できたことが何より嬉しかったです。やっぱり上映会は楽しいな~~!!
上映会へお越しいただいた皆さま、
このような機会をいただいた炎の博記念堂の皆さま、奇天烈博覧会関係者の皆さま、
ありがとうございました
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