2026年9月6日(日)たけおまちなか映画館vol.3『バービー』上映会レポート
- 恵梨子 重松
- 9 時間前
- 読了時間: 4分

武雄アジア大学にて、たけおまちなか映画館vol.3『バービー』上映会を開催し、約50名の方にお越しいただきました!
会場は、今年4月に開校したばかりの武雄アジア大学。大学は夏休み中でしたが、市民にも開かれており、一般利用もできるということで、ピカピカの校舎の中で一番広い教室をお借りしました。「初めて大学の中に入りました」という方も多く、上映前には館内を見学しながら、少しずつ会場へ。普段なかなか入る機会のない大学という場所も、今回の映画会を通して地域の皆さんに身近に感じていただけたようです。
今回上映したのは、2023年公開の『バービー』。
カラフルでかわいく、楽しい映画である一方、その奥には、女性の社会的地位やジェンダー、自分とは何者なのかという自己認識、そこからつながっていく社会構造、さらには「戦争の原理」まで、さまざまなテーマが詰め込まれています。
「このかわいいビジュアルの映画で、まさかこんなことを考えさせられるとは!」
そんな驚きの声も多く聞かれました。
上映後は、映画について語り合うお話会
上映後は1階のカフェスペースへ移動し、お話会を開催。約15名の方が参加し、それぞれが感じたことを自由に語り合いました。
特に多かったのが、映画冒頭のシーンについての感想です。バービー人形を発見した女の子たちが、それまで遊んでいた赤ちゃん人形を「オリャ~!」と壊してしまう、あの衝撃的な場面。『2001年宇宙の旅』のパロディでもある印象的なシーンですが、「あそこが一番衝撃だった!」という声が多く聞かれました。
その強烈なオープニングから、次々と繰り出されるセリフやメッセージ。
「情報量が多すぎて、まだ頭の中で処理できていません」という方も。
一方で、「途中までは、男(ケン)VS女(バービー)の映画なのかなと思った。でも、ケンもケンで生きづらさを抱えていて、最後には自分らしさを見つけていく。男女に関係なく、自分は自分のままでいいと思えるといいよね」という意見もありました。
そう考えると、「意外とこの映画が伝えたいことは、シンプルなのかもしれないね」というところに、皆さんの話がまとまりました。

それぞれの人生から見えてくる『バービー』
ほかにも、さまざまな立場からの感想が飛び出しました。元看護師の方からは、「バービーランドは医療現場と同じ!」という興味深いお話が。かつて勤めていた病院では、女性看護師(バービー)が圧倒的な権力を持ち、医師や男性看護師(ケン)の立場が弱かったという実体験を聞かせていただきました。また、「これは母と娘の物語だと思う。自分の娘のことを思い出しながら観ました」という声も。同じ映画を観ても、自分の経験や立場によって、見えるものや感じることが違う。そのことを改めて感じるお話会となりました。
キャラクターについても話は尽きません。
「バービーでもケンでもない、中性的で中立的なアランの存在が大きかった」
「ケンの筋肉が最後まで受け付けなかった(笑)」
「バービーにもいろんなバービーがいて面白かった」
そして、主人公である美しくスタイルのいい「定番バービー」が、実は「自分には中身がないのでは?」というコンプレックスを抱えていたことも興味深かった、という意見も。
それぞれの視点から映画を掘り下げていくことで、一人で観たときには気づかなかった発見が次々と生まれていました。
この機会がなければ観なかった
参加者の方からは、
「なかなか自分では選ばない映画なので、この機会がなければ観なかったと思います」
「久しぶりに映画を観て、リフレッシュできました!」
という嬉しい声もいただきました。
映画館ではなく、地域の中にある大学という場所で、普段なら選ばなかったかもしれない映画を観る。そして、観たあとに誰かと感想を語り合う。映画を観ることは、ただ作品を楽しむだけではなく、新しい人や場所、考え方に出会うきっかけにもなるのだと思います。今回の上映会を通して、地域の中で映画を上映することの意味を、改めて感じる一日となりました。
ご参加いただいた皆さん、そして会場を提供してくださった武雄アジア大学の皆さん、本当にありがとうございました!



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