2026年7月25日(土) SAGA WOMAN EXPO 2026 映画『女性の休日』上映会&お話会レポート
- 恵梨子 重松
- 7月27日
- 読了時間: 4分
先日、SAGAアリーナで開催された「SAGA WOMAN EXPO 2026」のプログラムの一つとして、映画『女性の休日』の上映会を実施しました。

「佐賀からはじまる、新しいワタシ」をコンセプトに、セミナーやトークセッション、ブース出展、体験企画など、多彩なプログラムが展開された当日。会場となったSAGAアリーナにはたくさんの人が集まり、賑わいを見せていました。


映画上映会では、メイン会場横の一室を会場としてお借りし、約60名の方に映画をご覧いただきました。上映した『女性の休日』は、1975年、アイスランドで起きた歴史的な出来事を描いたドキュメンタリーです。1975年10月24日、アイスランドでは女性の約90%が仕事や家事を一斉に休みました。「女性の休日」と呼ばれたこの出来事は、女性がいなければ社会はどうなるのか、そして女性が社会を支えているということを、目に見える形で示す大きなムーブメントとなり、その後のアイスランド社会に大きな変化をもたらしました。現在、アイスランドは、世界のジェンダー・ギャップ指数16年連続の「1位」を獲得している、ジェンダー平等の先進国として知られています。
昨年劇場公開され、大きな反響を呼んだ本作。その後も、上映会を開催する度に多くのお客様にお集まりいただいていますが、それはやはり、2025年のジェンダー・ギャップ指数「118位」の今の日本に住む私たちが見習べきところが多く、そして映画の中に、私たちの暮らしにも直結する問いがたくさん含まれているからではないでしょうか。
上映後には、自由参加のお話会を実施。男性も女性も、大学生から70代の方まで、幅広い年齢層の方にご参加いただき、それぞれの立場から、さまざまな感想や意見を語っていただきました。
「自分の趣味も持たず、家事育児、家業の経理を一手に担う母の姿を思い出した」
「映画に出てくる女性たちの活き活きした姿が印象的。今の日本にいて感じる閉塞感と対照的な解放感があった」
「女性たちが本当に楽しそう。『してやったり』という表情がとても良かった」
「この後、今日の晩御飯の支度があるのでお話会には参加しないつもりだったけど、映画を観て、あえて残ってやろうと思って参加している」
「職場で、女性である自分の意見は聞いてもらえないのに、同じことを男性が言えばすんなり通るということがよくある」
など、さまざまな声が寄せられました。
「なぜ『女性の休日』は成功したのか?」
「なぜ、アイスランドにはできて日本にはできないのか?」
そんな問いから、話題は「女性の休日」ムーブメントと、現在日本各地で起こっている反戦デモとの比較へ。「女性の休日」は、参加しているみんながとても楽しそう。では、反戦デモはどうだろう?
みんな「これっておかしいよね」というモヤモヤを抱えていても、人の目や、世間の目を気にしてしまって、なかなか意思表示が難しい…。でも、何もしなかったら何も変わらないよねと、そんな気持ちをみんなで共有しました。
他にも、定年退職した夫が一日中家にいて、「夫が家におっとよ…(偶然のダジャレ)」とため息をついていた友人を思い出したというお話が印象的で、「九州男児は本当にいるのか?」という話題から、「#さすが九州」というハッシュタグがSNS界に存在するという情報が若者から寄せられ、大いに盛り上がりました。
映画を観てわかるのは、50年前のアイスランドも、現在の日本と同じような状況にあったということ。そう考えると、「お国柄だから」「国民性だから」という言葉だけでは済まされないような気もします。日本でだって、やろうと思えばできる!
ではどうやって?何かをいきなり大きく変えることはできなくても、こうして、それぞれが抱えているモヤモヤを持ち寄り、共有することが、未来を少しずつ変えていくためのはじめの一歩になるのかもしれない。皆さんの心の中にぽっとともった小さな灯を感じつつ、穏やかでも白熱するお話会の場にいながら、そんなことを感じました。

映画は、ただの娯楽ではなく、私たちの地域や暮らしをより良い方向へ導いてくれるもの!とつよく信じていますが、それがまさに目に見えるような上映会となりました。
ご参加いただいた皆さま、そしてこのような機会をくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。



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